こんな症状の人はご相談下さい
- のどの渇き
- 尿の量・回数が多い。
- 体重が急激に減る。
- 全身がだるく、疲れやすい。
- 目がかすむ(視力障害)。
- 尿に糖が出る。
- 立ちくらみ
- 手足のしびれ
- インポテンツ(性欲減退)
- 月経異常
糖尿病とは
糖尿病は、血液の中の糖分が多くなりすぎて全身の血管や神経が、傷害される病気です。
糖尿病が恐ろしいのは、放置すると失明したり、腎不全になったりして、血液透析を受けなければならない状態になったり、動脈硬化が健常者よりも、10年くらい早く進んでしまうため、脳血栓や、心筋梗塞、足の壊疽にもなりやすくなることにあります。
出来るだけ早期に発見して日常生活でしっかりと血糖値をコントロールするための対策を立てることで、これらの恐ろしい合併症を防ぐことが出来ます。
身内に糖尿病の人がいる、あるいは比較的に若くして脳血栓や心筋梗塞になった人がいる場合は、定期的に糖尿病の検査を受けるようにして下さい。
治療方法
治療はまず食事療法です。
何を食べても良いのですが、バランスよく、量は腹八分目を心がけましょう。
甘いものやアルコールは出来るだけ控えて下さい。
男性はアルコール、女性は間食に用心が必要でしょう。
薄味にすること、よく噛むことも大切です。
カロリーをとりすぎないようにしましょう。
次に運動ですが、出来るだけ有ることを勧めます。
うっすらと汗が出るくらいの歩行を一日に2回くらい出来ればよいでしょう。
エレベーターなどは使わずに階段を使うようにしましょう。
インスリン治療
上記の基礎治療をしっかりしても十分でないときにインスリン治療、内服治療を行います。
かつて血糖降下剤は、長期に渡って使用すると、インスリンの過剰な分泌により、動脈硬化が促進されるリスクがありましたが、近年は、内服薬も効果的な新薬が開発され、インスリンを少な目で血糖コントロールが、可能となってきました。
しかし副作用の問題や、必ずしも全ての方に効果的があるわけではありません。
インスリンをいやがる患者さまが多いのですが、インスリンは糖尿病の薬の中で一番歴史があり、基本の薬です。
医師からの勧めがあれば、早く使って早く状態をよくするのが得策です。
定期的に受診しましょう。
糖尿病を早く発見して合併症をおこさないように、また、合併症を発症したら出来るだけ進行しないように、一緒に頑張りましょう。
糖尿病は、病気というより体質といいかえてもいいでしょう。
しかしコントロールさえしっかり行えば合併症を防ぐことが出来ます。
糖尿病は初期には、これといった症状がないために診察を怠りがちになってしまう方がいますので、早めの受診をしましょう。