11月 勉強会しました。「笑いと医療」

11月に院内で勉強会を実施させていただきました、ちゅうたです。

テーマは「笑いと医療」です。

・よく笑う人   →  平均寿命79.9歳
・あまり笑わない人→  平均寿命72.9歳

・男性より女性の方がよく笑う。・若ければ若いほどよく笑う。
・小学生は1日300回笑う。・20代だと1日20回笑う。・70代だと1日2回笑う。

年齢とともに笑う回数が減ってしまいます。笑いは老化指標と言われています。笑いは一瞬で理解し、一瞬で笑います。認知機能が衰えると笑えなくなります。普段笑わない人から認知機能が低下してしまいます。なので毎日笑ったほうがいいんです。

↓↓笑うことのメリット!!

<免疫力のアップ>
どれだけ健康で若い人でも体内に1日3000~5000個の、がん細胞が発生しています。そのがん細胞を死滅させてくれるのがNK細胞!!体内にはNK細胞が50億個あり、笑うことによりNK細胞の働きがものすごくよくなります。NK細胞は生まれながらの備わっている防衛機構で、自然免疫に重要な役割を担うと考えられています。

<自律神経を整える>
ストレスがたまると交感神経が優位になって、ストレスホルモンの分泌が増え、脳の温度が上がってしまいます。笑うと副交感神経が優位になり、リラックスした状態になります。ストレスホルモンの分泌が減少し、脳の温度が下がります。笑っているとき、この二つの神経がバランス良く働いている状態になります。

<記憶力 判断力のアップ>
笑いは脳機能を高めます。笑うと脳への血流が増加し、脳が活性化されます。特に海馬(記憶)や側頭葉(判断力)が活性化されます。つまり記憶力が増し、テキパキする能力を向上させます。認知症予防に繋がります。新しい情報を覚えやすくする効果もあります。

<誤嚥性肺炎の予防>
笑うと分泌量が増加します。唾液が増えると感染症に強くなります。口腔機能を維持することで、誤嚥性肺炎の予防に繋がります。

<筋力アップ>
大笑いするとお腹や頬が痛くなるように、腹筋・横隔膜・肋間筋・表情筋などをよく動かすので、多少ながら筋力を鍛えることにもなります。

<糖尿病の予防>
血糖値を上げる作用があるコルチゾールの分泌を低下させ、インスリンの作用とバランスがとれ、血糖コントロールが良い状態となり、食後血糖値の上昇を抑えることができます。

<関節リウマチの予防>
免疫異常が原因で関節の腫れや痛みが出ます、笑うことで免疫系のバランスを整えられ関節リウマチを悪化さえる物質の値が短時間で下がったり痛みが減少したりすることが証明されています。

<最後に>
患者様の笑顔を引き出すには、患者様が詳しかったり、興味を持っている話をすることです。また故郷や子どもの頃の話をすることで、若返った気分となり楽しく笑顔で語ってくれるに違いありません。言葉以外も大切でアイコンタクトや相槌は話を聞いているいうアピールになり安心してお話されます。また前準備も大切だと思います。患者様の興味のあるニュースなどをチェックしておくことも良いと思います。どんなときにも大切にしてほしいのが笑顔。笑顔になることでストレス解消にもつながり、人から話しかけられる機会も増えて、笑いも増えるはずです。笑いで免疫を高め、健康のサイクルを生み出していきましょう!

どうしても笑えない人たちのためにインドのドクターにより作られた「笑いヨガ」 というものがあります。ご興味ある方、また聞いてください!

勉強会参加してくださった方々ありがとうございました。強制参加ではないのにも関わらず勉強会の参加人数が多さに感動いたしました。その日、お休みだったスタッフからも「勉強会参加できなかったので資料頂いてもいいですか?」という言葉に感動いたしました